イロオンド２

懐かしい風景 けど何も思い出せない

写真



自分が真剣に対峙するもの



けれどどういう写真を目指したいのか



わからなくなってきている



そんな中いつ撮ったかもわからないフィルムが出てきた



それは多分誰かと会う時にカメラを持ち出した



けど友達は１人さえ映ってないし



この時の記憶がない



けど確かに僕が撮ったんだろうし



僕がここにいた



過去の事はあまり思い出せない



だから僕は写真を撮っているのかもしれない

感じる風

暖かな風がそっとほほをなで



春の訪れを感じさせる



いつだって自然は美しい

何かが僕を犯していく

心のもやが大きくなって自分を浸食していく



そして何も考えられなくして



甘い甘ったるい世界に引きづり込もうとする

他人からの自分

友達が教えてくれた



自分がどんな人間なのか



何が欠けているのか



自分がそんな人間になりたいのか



それはそれでいいのか



他人からの自分



数少ない友達からの言葉



ありがたかった

止まったらそこで終わり

暗いトンネルを進み



やっと出口が見えてきた



何をするにも遅くて



一つの事が終わると自分の殻にこもって出てこない



けどそんな事忘れて今は前だけを見る



ここでとまってちゃだめなんだ



一度立ち止まってしまってしまうと



本当に動かない



それがぼく



それを深く知ったからこそ



止まってしまったらだめなんだ